「祭」 日本文化の深層のすべてがここにある

古い時代には、人の世界、カミの世界、この世とあの世は繋がっていた。そのうち国ができ、この世とあの世は分断された。国の王(天皇)だけがいつも神とつながっている世界ができた。あの世とこの世が繋がるのは祭の時だけとなった。繋がった道を神々がこの世にやってくる。それを接待するのが祭りである。人々は神々をもてなすために、しつらいとまかないの準備を行った。